TikTok Shop 実践コラム無料相談

TOP › コラム › TikTok ShopのMCN契約で確認すること|期間・報酬・権利・解除をチェック表で読む

クリエイター向け

TikTok ShopのMCN契約で確認すること|期間・報酬・権利・解除をチェック表で読む

執筆:株式会社LEAM 編集部
TikTok ShopのMCN契約で、署名の前に条項を1つずつ確かめる(LEAM作成)

TikTok ShopのMCN(クリエイター事務所)から契約書を受け取ったら、署名の前に確かめるのは契約期間と自動更新、専属の範囲、報酬の分け方と支払いの時期、案件の受け方、アカウントとコンテンツの権利、退所・解除の条件と違約金、競業の制限の7つです。TikTok Shopのクリエイター利用規約は、事務所との関係にTikTokは関与せず、条件は本人と事務所が別に結ぶ契約で決まると定めています。契約書に書かれていないことは、誰も代わりに守ってくれません。条項ごとに書面に必要な書き方を整理し、最後にチェック表にまとめます。

MCNとは何か、所属した場合と個人で続ける場合の違いはTikTok ShopのMCNとは?所属と個人の違いはこちら。この記事は、所属を決めかけて契約書を手にした段階の読み方に絞ります。

▼ この記事でわかること
  • TikTok上で届く「エージェントの申入れ」と書面の契約が別の手続きであること
  • 期間・専属・報酬・権利・解除・競業の各条項で、書面に必要な書き方と赤信号
  • 署名前に使う16項目のチェック表
RELATED ─ あわせて読みたい
クリエイターTikTok ShopのMCNとは?所属と個人の違い所属するかどうかを先に決める
クリエイターTikTok Shopで稼ぐ方法|収益化の条件と始め方個人で始めるときの手順
報酬TikTok Shopの報酬はいつ入る?支払いと出金TikTok側で報酬が確定する流れ
基礎TikTok Shopとは?売り方・始め方・仕組み売り場の全体像をつかむ

01MCNとの契約は「書面」と「TikTok上の申入れ」の2層で読む

TikTok Shopのクリエイター利用規約(最終更新日2025年5月8日)は、事務所をCAPと呼び、クリエイターサービスの管理を支援し、本人が承諾すれば本人に代わってコミッションを徴求するエージェンシーパートナーと定義しています。そのうえで、TikTokはクリエイターセンターとTikTok Shopを提供するものの、CAPや販売者との関係には関与しないこと、これらの関係は本人が第三者と別途合意した規約で決まることを明記しています(第7.2条)。

第7.4条は、TikTokが本人とCAPの契約の当事者にならず、本人の代理人として行為せず、コミッションの確定や支払いの責任を負わず、法的な助言もしないと定めています。契約の中身を確かめる役は、最初から本人にあります(売り場の仕組みの全体はTikTok Shopとは)。

一方、規約の附属書類3によると、CAPから「本人と契約してエージェントを務めたい」という申入れが届くことがあり、応じると、合意した期間中(申入れに記載された期間等)、そのCAPがエージェントを務めます。断っても、同じCAPから再び申入れが届くことがあります。セラー側のクリエイター検索にも、エージェンシーに管理されているクリエイターで絞り込む項目があります。書面の契約とこの申入れは別の手続きなので、両方の中身と期間をそろえて読みます。

層決まること確かめる場所
書面の契約(本人と事務所)期間、専属の範囲、報酬の分け方、支払い、権利、解除、違約金、競業契約書の写し。署名の前に受け取る
TikTok上の申入れ(本人が承諾)エージェントを務める期間、取り分の請求、活動データの閲覧、コミッションの代理徴求(本人が承諾した場合)申入れに記載された内容
TikTokの規約(本人とTikTok)アカウントの責任、コンテンツの権利、許可を他人に譲れないことクリエイター利用規約

契約の3つの層(クリエイター利用規約 第7条・附属書類3をもとに整理)

規約は、事務所との契約と規約が矛盾する場合は規約が優先し、事務所との契約のほうがクリエイターに有利な場合はそちらが適用されるとも定めています(第7.5条)。附属書類3の第5項は、条件を熟読して完全に理解したうえで申入れに応じるべきで、独立した法律の助言を得ることも推奨されるとしています。

契約は2層。TikTokはどちらの当事者にもならないクリエイター本人アカウントの名義人事務所(MCN)規約上の呼び方はCAP① 書面の契約期間・専属・報酬・権利・解除・競業② TikTok上の申入れと承諾エージェントの期間・取り分の請求TikTokは当事者にも代理人にもならないクリエイター利用規約 第7.4条
図1:書面と申入れの両方を、本人が自分で読む(LEAM作成)

02契約期間と自動更新は、更新を止める期限の日付まで書き出す

見落とされやすいのは、満了日ではなく更新を止めるための通知期限です。自動更新型では、期限までに申し出なければ次の期間が始まります。次の表は一般的な書き方の例で、特定の契約の文言ではありません。

書き方の例読み方確かめる質問
「期間満了の一定期間前までに申し出がない限り、同一条件で更新する」自動更新。期限を過ぎると次の期間に入る期限は何日前か。通知は書面・メール・チャットのどれで有効か
「期間の定めなし。いずれかが予告して解約できる」期間ではなく、予告で終わる型予告の長さと、その間の案件と報酬の扱い
「双方協議のうえ更新する」合意しなければ満了で終わる型協議がまとまらなかったときにどうなるか
書面の期間と、申入れに記載された期間が別どちらかが先に切れる2つの期間をそろえるか、ずれたらどちらに従うか

期間の書き方と読み方(LEAM作成)

退所したい日を先に置き、通知の期限を逆算する右の札から左へ、①〜④の順に日付を決める④ 読み直す条項を読み直す期限より前に③ 通知の期限通知の期限予告の長さだけ前② 案件の区切り案件の区切り退所までに終える① 退所したい日退所したい日ここから決める予告の長さ・通知の方法・宛先は、契約書から書き出しておく
図2:退所したい日を先に決め、そこから通知の期限を逆算する(LEAM作成)

読み終えたら、開始日・通知期限・満了日の3つをカレンダーに入れます。開始日が署名の日か、申入れを承諾した日かも書面で確かめます。

03専属の範囲は、媒体・商材・活動の種類の3つの軸で確かめる

「専属」「非専属」の一語だけでは範囲が決まりません。TikTok Shopだけか、ほかのSNSやECの仕事まで含むかで影響はまったく違うので、範囲は軸に分けて書面に書いてもらいます。

軸確かめること範囲が広いときに起きること
媒体TikTok Shopだけか、TikTok全体か、他のSNS・EC・実店舗の仕事も含むかいま続けている仕事を続けられなくなる
商材すべての商材か、事務所が扱うブランドと競合する商材だけか紹介できる商品が大きく減る
活動の種類動画・LIVE・ショーケース、イベント出演、他社のPR投稿のどこまでか活動の種類ごとに組む相手を分けられない
直接の依頼セラーから本人に直接来た依頼も、事務所を通す必要があるか自分で見つけた取引にも取り分が発生する

専属の範囲を決める軸(LEAM作成)

非専属の契約でも、「事務所経由の案件だけ取り分が発生する」のか「本人のすべての売上から取り分が発生する」のかで、実態は大きく変わります。次の章の報酬の対象とセットで読んでください。所属せずに個人で始める場合の手順はTikTok Shopで稼ぐ方法にまとめています。

04報酬の分け方は、何に対する割合かと変更の手続きで読む

規約の附属書類3は、本人がCAPをエージェントに指定した場合、CAPは本人の承諾を得て、支援の対価として本人への支払いやコミッションに対して合意された割合による報酬を請求できるとしています。同時に、エージェントは随時その割合の変更を要請することがあり、本人はそれを承諾も拒否もできると書かれています。第11.2条も、本人に代わってコミッションを徴求するCAPなどの第三者が手数料を請求する場合があることを明記しています。

取り分の割合は事務所ごとの条件で、母数と時点を示せる相場はないため、この記事では示しません。先に確かめるのは何に対しての割合かです。対象が書かれていなければ、割合を比べることもできません。

確かめる点書面に書かれているべきこと抜けていると起きること
取り分の対象事務所経由の案件だけか、すべての収入か。広告に関わる成果報酬やキャンペーンの報酬を含むか想定していない収入からも差し引かれる
計算の基準返品・キャンセルの後の額か、その前の額か返品された分の取り分を誰が負担するかでもめる
割合の変更変更の申し出方と、本人が同意しない場合の扱い一方的に条件が変わったように受け取ってしまう
経費サンプルの送料、撮影の小道具、交通費をどちらが持つか手元に残る額が想定より減る
明細どの案件のどの額から、いくら差し引いたかを毎回示すか計算が合っているか確かめられない

報酬の条項で確かめる点(クリエイター利用規約 附属書類3・第11条をもとにLEAM作成)

コミッションの率は、セラーが商品ごとに決めます(決まり方はコミッションの決め方)。所属しても、この仕組みは変わりません。

05支払いの時期は、TikTok側の確定と事務所からの入金の2段で読む

事務所に代わりにコミッションを受け取ってもらう形を選ぶと、お金の流れはセラー → 事務所 → 本人の2段になります。CAPが本人に代わってコミッションを徴求するのは、本人の承諾を得て、付与された権限に基づく場合です(附属書類3)。

取り分の引き方は2通り。どちらの形かを書面で確かめる型Aセラー本人が受け取るいつもの受け取り方事務所へ取り分請求と支払いの時期型Bセラー事務所が代わりに受け取る本人の承諾が前提取り分を引いて本人へ締め日・支払日・明細どちらの型でも、返品があると受け取る額が変わることがある(第11.2条)
図3:事務所を通すと、入金までにもう1段が加わる(LEAM作成)

TikTok側の確定と出金は報酬はいつ入る?支払いと出金で扱っています。型Bでは、その後ろに事務所の締め日と支払日が加わります。書面で確かめるのは、締め日・支払日・明細の出し方・振込手数料の負担・支払い後に返品が出たときの差し戻しの5点です。第11.2条は、顧客が商品を返品して返金を受けた場合、販売者やCAPから受け取るコミッションの額に影響が及ぶ可能性があるとしています。

⚠️ 入金が止まっても、TikTokは肩代わりしない

規約第17.1条は、適用法令上許可される限度で、販売者からのコミッションの不払いや、本人とCAPとの契約・やりとりに関連して生じた損失について、TikTokは責任を負わないとしています(TikTokの故意または重過失によるものを除く)。税金の徴収・源泉徴収・申告についてもTikTokは責任を負わないと定めています(第11.3条)。源泉徴収の有無や請求書の出し方は、事務所と書面で決めておきます。

06案件の受け方は、断れるかどうかと表現の最終確認者で決まる

最初に確かめるのは断る自由の有無です。投稿した内容の責任は本人に残るからです。規約の附属書類2(販売者及びクリエイター向けのガイドライン)は、販売者が発言内容の決定に関与しているのに本人の独自のアイディアのように見せてはならないこと、「保証する」という文言を使ってはならないこと、宣伝文句を客観的に裏づける証拠を保持することなどを、クリエイター自身に求めています。事務所から回ってきた台本でも、投稿するのは本人のアカウントです。

断れる範囲と直せる範囲は、口頭で終わらせず、一文でよいので書面に残してもらいます。

07アカウントとコンテンツの権利は、名義・ログイン・動画・データに分けて書く

TikTokが本人に与える許可は本人に対してのみ付与され、第三者に譲渡できない(第9.2条)。規約と規約上の権利・許可も譲渡できない(第22条)。さらに附属書類4は、本人・本人が許可した他のユーザー・許可されていない者のいずれが行ったかを問わず、アカウントの名義で、または同アカウントを通じて行われた活動に本人が単独で責任を負うとしています(4.2(c))。

コンテンツについては、TikTokはクリエイターコンテンツを所有せず、規約は知的財産権の帰属に影響しないとしています(第8.4条)。TikTokへのライセンスは非独占的で、本人は他者にもライセンスできます(第8.6条)。事務所が動画をどこまで使えるかは、事務所との契約で決まります。CAPは本人のTikTok Shopでの活動に関するデータを閲覧・使用できるとも書かれています(附属書類3)。

対象契約書で決めること退所後にどうなるか
アカウントの名義本人名義のままか。事務所が開設したアカウントを使う場合は誰の名義か名義が本人でなければ、退所と同時に使えなくなるおそれがある
ログイン情報・二段階認証事務所に渡すのか。渡すなら範囲と管理の方法退所時に変更する手順と期限
動画の著作権本人に残るのか、事務所に移るのか移る場合、退所後に削除や再利用ができるか
事務所による動画の利用事務所自身の宣伝などに使うか。範囲と期間退所後も使われ続けるか
活動データ成績やフォロワーの情報を、事務所がどう使うか退所後の保存と削除の扱い

権利の条項で分けて書くこと(クリエイター利用規約 第8条・第9条・第22条・附属書類3・附属書類4をもとにLEAM作成)

⚠️ ログイン情報を渡す前に

本人以外が操作した結果も、本人の責任になります。違反でアカウントが制限されれば、影響を受けるのは本人です(措置の仕組みはアカウント停止・違反ポイントのガイド)。共有が必要なら、誰が・どの作業のために・いつまで使うかを書面にし、退所時に変更する段取りまで決めておきます。

08退所・解除の条件と違約金は、辞める日から逆算して読む

解除の条項は、辞める日を想像して読みます。終わり方はおおむね4つで、確かめる文言が違います。

終わり方書面で確かめること抜けていたら聞くこと
期間満了更新を止める通知の期限と方法期限を過ぎたら、次の期間の終わりまで必ず続くのか
中途解約予告の長さ、違約金の有無と算定方法違約金は固定額か、残りの期間に応じて変わるのか
相手の違反による解除どんな違反があれば、どの手順で解除できるか報酬の未払いが続いたとき、本人から解除できるか
合意による解約合意の方法(書面か)口頭の了承だけで終わっていないか

契約の終わり方と確かめる文言(LEAM作成)

違約金や中途解約の費用が書かれている場合は、金額の算定方法まで書かれているかを見ます。費用の精算とあるなら、中身と上限も確かめます。

退所の前後で抜けやすいのが、退所前に投稿した動画から、退所後に発生したコミッションの扱いです。事務所の取り分がいつまで発生するのか、TikTok上でコミッションの代理徴求を任せている場合はいつ止まるのかを、書面と申入れの両方で確かめます。画面の操作は、退所の時点で公式ヘルプの最新の案内を確認してください。

退所は、この6つを順に片づける① 条項を読み直す解除・違約金・競業予告の長さ② 書面で通知する日付と方法を残す宛先は契約書のとおり③ 進行中の案件投稿済みと未投稿を分けて扱いを決める④ 権限とデータログイン情報の変更申入れの期間の終わり⑤ 最後の精算退所後に発生した報酬の取り分の扱い⑥ 制限の終わる日競業の制限の期間をカレンダーに入れる違約金や制限が有効かどうかは、専門家に確認する
図4:辞める日から逆算して、片づける順番を決めておく(LEAM作成)

09競業の制限は、期間・範囲・対象・見返りの4点で読む

退所後の競業の制限は、次の活動を始められるかに直結します。次の4点が書かれているかを確かめます。

  1. 期間

    退所後いつまで制限されるのか。終わる日を数えられる書き方になっているか。

  2. 範囲

    他の事務所への所属だけを制限するのか、個人での活動まで含むのか。

  3. 対象

    どの媒体・商材・取引先が対象か。在籍中に担当したブランドだけか、同じ分野すべてか。

  4. 見返り

    制限を受ける代わりの対価があるか。あるなら、いつ・いくら支払われるか。

期間の書かれていない制限や、媒体や商材を問わない制限は、活動そのものを止める読み方ができてしまいます。署名の前に範囲を絞れないか相談し、違約金を含めて有効かどうかの判断は、弁護士などの専門家に確認します。個人が業務委託として事業者と取引する場合には、取引条件の明示などを定めた法律(いわゆるフリーランス法)が関係することもあります。当てはまるかも専門家に確認してください。

10署名の前に、16項目のチェック表で抜けを探す

署名の前に使う形にまとめます。赤信号の書き方に当てはまる項目は、署名する前に質問します。声をかけられた日にその場で聞く質問はMCNとは?所属と個人の違いにまとめています。

#項目書面に書かれているべきこと赤信号の書き方
1契約期間開始日と満了日、期間の数え方の起点期間の記載がない
2自動更新更新を止める通知の期限と方法「自動更新」とだけあり、期限の記載がない
3TikTok上の申入れ申入れの期間と、書面の期間の関係申入れの内容を見せてもらえない
4専属の範囲媒体・商材・活動の種類「一切の活動」とだけ書かれている
5報酬の対象取り分が発生する収入の範囲「すべての収入」とだけ書かれている
6割合と変更割合、変更の申し出方、同意しない場合の扱い事務所だけで変更できると読める
7支払いの時期締め日・支払日・明細・振込手数料支払日の記載がない
8返品と税返品時の差し戻し、源泉徴収と請求書書面になく、口頭の説明だけ
9案件の受け方断れること、表現の最終確認者断ると不利益があると読める
10アカウント名義は本人、ログイン情報の扱いパスワードの提出が必須になっている
11動画とデータ著作権の帰属、事務所が使う範囲と期間退所後も期限なく使える
12中途解約予告の長さ、違約金の算定方法違約金の額だけで、算定方法がない
13退所後の報酬退所前の動画から生じた報酬の扱い記載がない
14競業の制限期間・範囲・対象・見返り期間の記載がない
15費用の先払い登録料や研修費の有無契約の前に支払いを求められる
16連絡と記録担当者と、合意の残し方条件のやりとりが通話だけ

署名前のチェック表(LEAM作成。法的な判断の基準ではありません)

💡 法律の判断は専門家に

この表は抜けている項目を見つけるためのもので、条項の有効性や違約金の妥当性といった法律の判断はできません。規約の附属書類3も、独立した法律の助言を得ることを推奨しています。判断に迷う条項は、弁護士などの専門家に契約書を見てもらってから署名してください。

11まとめ

TikTokは事務所との関係に関与しません。条件は書面に落とし、上から順に自分で確かめてください。

1. 2層をそろえる
書面の契約と、TikTok上の申入れの期間と中身を並べて読む
2. 通知の期限を書き出す
満了日ではなく、更新を止める期限と方法をカレンダーに入れる
3. 専属の範囲を軸で決める
媒体・商材・活動の種類と、直接の依頼の扱いを書面にする
4. 報酬は対象から読む
何に対する割合か、変更の手続き、明細と支払日を確かめる
5. 権利を分けて書く
名義・ログイン・動画・データを、退所後の扱いまで決める
6. 辞める日から逆算する
違約金の算定方法、退所後の報酬、競業の期間を読み、迷えば専門家へ

12よくある質問

MCNとの契約内容は、TikTok Shopが確認してくれますか?
確認してくれません。クリエイター利用規約は、TikTokは本人とCAP(事務所)の契約の当事者にならず、代理人にもならず、法的な助言もしないと定めています(第7.4条)。附属書類3は、独立した法律の助言を得ることも推奨しています。
TikTok上で事務所から届く申入れと、書面の契約は同じものですか?
別の手続きです。規約の附属書類3によると、CAPからエージェントを務めたいという申入れが届くことがあり、応じると合意した期間中(申入れに記載された期間等)そのCAPがエージェントを務めます。細かな条件は別に結ぶ書面の契約で決まるので、2つの期間がそろっているかを確かめてください。
MCNとの契約は途中で解除できますか?違約金はかかりますか?
契約書の解除条項で決まります。予告の長さ、違約金の有無と算定方法、相手の違反時に本人から解除できるかを確かめます。違約金が有効かどうかの判断は、弁護士などの専門家に相談してください。
事務所から取り分の割合を変えたいと言われたら、TikTok Shopの規約ではどうなっていますか?
規約の附属書類3は、エージェントは随時割合の変更を要請することがあり、本人はそれを承諾または拒否できると定めています。あわせて、書面の契約に変更の手続きと、本人が同意しない場合の扱いが書かれているかを確かめます。
退所したら、TikTok Shopに投稿した動画はどうなりますか?
TikTokはクリエイターコンテンツを所有せず、規約は知的財産権の帰属に影響しないとしています(第8.4条)。退所後に事務所が動画を使えるかは事務所との契約で決まるので、著作権の帰属と利用の範囲・期間を確かめてください。
MCNにTikTokアカウントのパスワードを渡しても大丈夫ですか?
規約上、TikTokが与える許可は本人に対してのみ付与されて第三者に譲渡できず(第9.2条)、本人が許可した他のユーザーの活動も本人が単独で責任を負います(附属書類4の4.2(c))。共有するなら、使う人・作業・期限を書面にし、退所時に変更する段取りまで決めます。
TikTok Shopに特化した事務所への所属を検討している方へ

LEAMはTikTok Shopに特化したMCN(クリエイター事務所)を運営しています。事務所側の募集要項と応募の窓口は、クリエイター募集ページにまとめています。

LEAM
株式会社LEAM 編集部

TikTok Shopコンサルティングと、TikTok Shop特化MCN(クリエイター事務所)を運営。市場データを毎営業日自動で蓄積し、商品選定・クリエイター起用・広告運用を一次データに基づいて支援しています。中国・Douyinのライブコマース市場の知見をもとに、日本での立ち上げを逆算して設計します。

13参考にした公式情報

仕様、画面名称、規約は更新されることがあります。本記事は2026年10月14日時点で確認できた日本向け公式情報と、当社が整理した一般的な確認項目を区別して記載しています。本記事は法的な助言ではありません。契約内容の最終的な判断は、書面と専門家の確認のうえで行ってください。

RELATED ─ あわせて読みたい
クリエイターTikTok ShopのMCNとは?所属と個人の違い所属するかどうかの判断軸
クリエイターTikTok Shopで稼ぐ方法|収益化の条件と始め方個人で始めるときの手順
基礎TikTok Shopとは?売り方・始め方・仕組み売り場の全体像をつかむ