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TikTok Shop運用代行に頼む前に社内で決めること|依頼書の作り方とひな形

執筆:株式会社LEAM 編集部
社内で決めた7項目を1枚の依頼書にまとめ、各社に同じ物を渡して比べる(LEAM作成)

TikTok Shopの運用代行やコンサルに相談する前に、社内で決めておくことは7つあります。目的と期限、商品と粗利、予算の上限、担当者と決裁者、渡す権限、続ける・止める基準、報告の受け方です。これを1枚の依頼書にまとめてから相談すると、各社の提案と見積もりを同じ物差しで比べられます。2026年10月15日に確認した日本向けの公式ヘルプと販売者利用規約をもとに、7項目の決め方と依頼書のひな形を示します。

▼ この記事でわかること
  • 相談や見積もり依頼の前に、社内で決めておく7項目とその順番
  • 権限・報告の数字について、公式ヘルプと規約で確かめられること
  • そのまま使える依頼書のひな形と、複数社に出して比べる使い方
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01依頼の前に決めるのは7項目で、1枚の依頼書にまとめてから相談する

運用代行やコンサルの会社に相談すると、最初に聞かれるのは「何を、いつまでに、いくらの範囲で」です。社内の答えがないまま相談すると、提案は相手が置いた前提で組み立てられ、前提が会社ごとに違うので横に並べても比べられません。比べられないまま選ぶと、決め手は金額か担当者の印象だけになります。

当社の運用実感では、初回の相談の時間の多くが、この前提のすり合わせに使われています。決める項目は次の7つで、上から順に決めると前の答えが後の答えの材料になります。

順番決めること決めないまま相談すると起きること
①目的と期限提案の重心が会社ごとにずれ、何を比べているのか分からなくなる
②商品と粗利コミッション率や広告の判断の根拠が無く、提案が一般論になる
③予算の上限(費目別)代行費だけを比べて、別に出ていくお金を見落とす
④担当者・決裁者・返事の期限確認待ちで作業が止まり、止まった理由が後から追えない
⑤渡す権限と渡さない権限作業に必要な範囲より広い操作を、その場の判断で渡してしまう
⑥続ける・止める基準と見る日成果の判定が先送りになり、更新するかを惰性で決める
⑦報告の受け方会社ごとに報告の数字の取り方が違い、月ごとにも比べられない

依頼の前に社内で決める7項目(LEAM作成)

7つを決めてから、紙1枚にまとめる① 目的と期限何をいつまでに② 商品と粗利引いた後の残り③ 予算の上限費目ごとに分ける④ 担当と決裁者返事の期限も⑤ 渡す権限渡さない物も書く⑥ 続ける・止める見る日を先に置く⑦ 報告の受け方頻度・形式・画面依頼書1枚にまとめる同じ紙を、相談するすべての会社に渡す
図1:前の項目の答えが、次の項目を決める材料になる(LEAM作成)

この記事は、出店すると決めた会社が、代行会社に相談する前の準備だけを扱います。出店するかどうかを決める段階の準備や、費用相場・契約書の読み方は次の記事に送ります。

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この記事で扱わないことと、その送り先(LEAM作成)

💡 埋まらない欄は「未定」と書いて出す

空欄は相手に前提を置かせますが、「未定。相談しながら決めたい」と書けば、その欄の決め方の提案を各社から同じ条件で引き出せます。

02目的と期限は「何を・いつまでに・どの数字で」の1文に書く

最初に決めるのは目的です。「売上を伸ばしたい」では、どの会社も同じことを言うので比べられません。目的は、何を達成したいか、いつまでに、どの数字で確かめるかの3つが入った1文にします。たとえば「主力の3商品で、◯月末までに、動画経由の注文が毎週続く状態を作る」のような形です。指標の名前(注文数・動画経由のGMVなど)をここに書き、どの画面の数字かは§08で決めます。

目的が違えば、頼む作業の重心が変わります。主目的を1つに絞り、ほかは「できれば」の欄に分けておくと、提案のどこに力が入っているかを読み取れます。

目的の種類依頼で重くなりやすい作業期限の欄に書くこと
出店直後で、初めての注文を作る商品ページの整備、最初の動画、クリエイターへの声かけ出品を終えたい日と、初回注文を確かめる日
売れている商品をさらに伸ばす動画やLIVEの本数を増やす、クリエイター連携を広げる、広告伸ばしたい期間(季節・催事・在庫の入荷に合わせる)
社内で回せる体制を作る手順書、社内担当への引き継ぎ、定例での指導社内だけで回し始めたい日
止まっている運用を立て直す現状の診断、商品と訴求の見直し、指標の改善診断の結果を受け取る日と、方針を決める日

目的ごとに依頼の重心が変わる(LEAM作成)

期限には「年末の催事に間に合わせたい」「次の入荷が◯月」のような理由も添えると、代行会社が逆算して段取りを組めます。立ち上げから拡大までの流れは90日ロードマップが参考になります。

03商品と粗利は、引かれるものを引いた後の残りを商品ごとに渡す

代行会社がいちばん困るのは、商品ごとの「残り」が分からないことです。コミッション率をどこまで上げられるか、広告にいくら使えるか、値引きしてよいか。どれも販売価格から原価・送料・販売手数料・コミッションを引いた後に、1個あたりいくら残るかで決まり、これが無いと提案は一般論に寄ります。

計算は社内で済ませ、依頼書には結果だけを書きます。料率と計算のしかたは、手数料とカテゴリー別料率と利益が出る条件と出ない条件にまとめています。

依頼書の欄書く内容渡し方の注意
商品名とSKU依頼したい商品を、優先順位の高い順に全商品ではなく、まず任せたい商品に絞る
販売価格通常の価格と、値引きしてよい下限下限を書かないと、販促の提案が比べられない
1個あたりの残り原価・送料・手数料・コミッションを引いた後の額か率原価そのものを出したくなければ、残りだけでよい
在庫と補充いまの在庫数、補充にかかる日数売れたときに止まる商品を先に知らせる
言えないこと効能の表現や比較など、社内で使わない言い回し動画やLIVEの台本の確認で、ここが基準になる

商品ごとに渡す情報(LEAM作成)

始まった後に「残り」を答え合わせする場所もあります。公式ヘルプによると、決済レポートは注文作成ベースではなく決済ベースの視点の資料です。Excel版の「Order details(注文の詳細)」シートにはSKUごとに手数料を含む内訳が載り、未決済の注文は「財務」>「On hold(保留中)」に出ます。社内で計算した残りと、この資料で確かめる残りを同じ単位でそろえておくと、ずれにすぐ気づけます。

04予算の上限は、代行費とは別に費目ごとに書く

見積もりの金額は、多くの場合、代行会社への支払いです。運用ではそれとは別に、広告費、無料サンプルの商品と送料、クリエイターへの報酬が出ていきます。依頼書には、代行費の上限とは別に、これらの上限を費目ごとに書きます。

「月◯円まで」と1つの数字だけを書くと、広告費を含めて考える会社と代行費だけで考える会社が混ざり、提案が比べられなくなります。費用の相場は運用代行の費用相場に、どの費目が売上の決済から差し引かれ、契約で誰が負担を持つかは契約で確認することに書いています。ここでは、依頼書に何をどの形で書くかだけを扱います。

費目依頼書に書く上限の形社内で承認する人
代行費月の上限。初期費用を払えるか、払えないか決裁者
広告費月の上限と、1日の上限。増やすときに承認が要る額決裁者(増額のたびに)
サンプル代月に送れる数の上限と、1個あたりの商品原価担当者(上限の範囲内なら)
クリエイター報酬成果報酬(コミッション)の率の上限と、固定報酬を払うかどうか決裁者(率を上げるとき)
撮影・素材撮影用の商品や備品を自社で用意するか、別に払うか担当者

費目ごとの上限の書き方(LEAM作成)

見積もりの外にも、出ていくお金がある見積もりで返ってくる代行費作業の対価月の上限を書く+自社で上限を書く広告費月と1日サンプル代送る数と原価クリエイター報酬率と固定報酬増やすときの承認者も書く4つを合わせた額が、月に出ていくお金の上限になる
図2:代行費と、自社で上限を書く3つの費目(LEAM作成)

上限は「使い切ってほしい額」ではなく「超えるなら社内の承認が要る線」だと依頼書に書いておくと、予算の配分が各社の考え方として見えてきます。

05担当者と決裁者を分け、返事の期限を時間で決めておく

任せても社内の判断はなくなりません。台本の確認、コミッション率や値段の変更など、自社しか決められないことが毎週出てきます。依頼書には、日々の窓口になる担当者と、お金と表現の最終判断をする決裁者を分けて書きます。

あわせて書くのが返事の期限です。確認待ちのあいだ作業は止まり、その日数は成果の判定にも響きます。当社の運用実感では、運用が止まる原因は作業の遅れより社内の返事待ちのほうが多くあります。担当者が1人なら、休んだときの代わりも書きます。

判断の種類決める人返事の期限の書き方(例)
動画・LIVEの台本や表現の確認担当者(迷うものは決裁者)届いた日の翌営業日まで
コミッション率・広告費の変更決裁者週1回の定例で決める。急ぎは2営業日以内
在庫切れ・値段・販促の変更商品と物流の担当者分かった時点で代行会社に知らせる
請求・支払い経理の担当者請求書が届いてから社内の締め日まで
契約の範囲を広げる・狭める決裁者月末の振り返りで決める

判断の種類ごとの担当と返事の期限(LEAM作成)

06渡す権限と渡さない権限は、相談の前に線を引いておく

作業を任せるには、セラーセンターなどの操作を任せる必要があります。相談の場で求められるままに渡すのではなく、何を渡し、何を渡さないかを依頼の前に決めておきます。

日本のTikTok Shop販売者利用規約(2026年5月7日最終更新)は、販売者がほかのユーザーにアカウントの全部または一部の管理を授権でき、その人を「認定ユーザー」と呼ぶと定めています。販売者は授権範囲を調整し、授権を終了できます。一方で認定ユーザーによる違反は販売者による違反とみなされ、販売者は認定ユーザーが満18歳以上であることなどを保証しなければなりません。代行会社の担当者の操作も、自社のショップの評価として残ります(違反と停止の仕組み)。

渡さないものは公式ヘルプからも読み取れます。決済および支払いのガイドは、支払い用銀行口座の詳細を追加または更新できるのはショップ所有者だけとし、所有者アカウントかどうかはセラーセンター右上隅の「プロフィール」アイコンで確認できると案内しています。ショップ設定の手順のヘルプには、リンクできる公式TikTokアカウントは1つだけで、変更できるのは3回までとあります。どのアカウントをつなぐかは自社で決めておきます。

区分例依頼書に書くこと
渡す(作業に要る範囲)商品の登録と編集、動画やLIVEの作業、クリエイターへの連絡、分析画面の閲覧どの作業のために渡すか。終わったら外す
相談して決める広告の設定と予算の変更、コミッション率の変更、値段やクーポンの変更変えてよい範囲と、事前の承認が要る範囲
渡さない所有者アカウントのログイン、銀行口座の情報、公式アカウントの付け替え自社が持ち続けることを最初に伝える

権限の線引き(販売者利用規約と公式ヘルプの記載をもとにLEAM作成)

担当者ごとの操作範囲を分ける画面の名前と選べる項目は、設定するときに公式ヘルプで最新を確認してください。アカウントや素材を契約上だれが持つかは、契約で確認することで扱っています。取り消せる作業と取り消せない作業で、外に出すか社内に残すかを分ける考え方は少人数で回すときの分担にあります。

07代行の更新日に合わせて判定日を置き、見る数字と分かれ目を決める

代行の契約には、多くの場合、最低期間と更新の連絡期限があります。基準がないまま始めると、成果が出なくても「もう少し様子を見る」が続いて更新を惰性で決めるか、逆に成果が出る前に焦って止めることになります。依頼書には、更新を決める日から逆算した判定日と、その日に見る数字と、分かれ目を先に書きます。分かれ目は続ける・直して続ける・止めるの3つに分けると決めやすくなります。ここで決めるのは代行会社との契約を続けるかで、ショップそのものを続けるかの基準とは分けて考えます。

見る日(例)見る数字続ける直して続ける止める
開始から1か月約束した作業の量(出品数・動画の本数・クリエイターへの連絡数)予定どおり出ている遅れているが理由が分かる理由の説明がないまま出ていない
開始から2か月入口別の注文数と、1個あたりの残り残りが出ている商品がある注文はあるが残りが薄い商品や訴求を変えても注文が動かない
更新の連絡期限の前①で書いた目的の数字期限までに届く見込みがある届かないが原因が特定できている原因が分からず、次の打ち手も出ない

判定日ごとの分かれ目(見る日は当社の置き方の例。自社の期限に合わせて置き換える)

判定日ごとに、見る数字と分かれ道を先に書く開始日1回目の判定2回目の判定更新の判断依頼書を渡す作業の量注文と残り目的の数字続ける直して続ける止める日付と分かれ目は、相談の前に社内で決める最低契約期間との関係は、契約書で確かめる決めておけば、更新するかを惰性で決めずに済む
図3:判定日と分かれ道を、始める前に置いておく(LEAM作成)

最後の判定日は、更新の連絡期限より前に置きます。期限を過ぎてから判定すると、止めると決めても次の期間に入ってしまう契約があるからです。期間と解約の条件の読み方は契約で確認することに、ショップ全体の撤退ラインの置き方は利益が出る条件と出ない条件にあります。

08報告は、頻度・形式・どの画面の数字かを依頼書で指定する

報告の形は任せると会社ごとにばらばらになります。頻度・形式・どの画面の数字かを指定しておけば、各社の提案を同じ形で比べられ、始まってからも月ごとに比べられます。

画面の指定が要るのは、似た数字が別の場所にあるからです。公式ヘルプ「データ分析の概要」によると、「ビジネスデータ」タブにはGMV・商品の販売数・購入者数・返金額・SKU注文数・注文数と、ページ閲覧数・訪問者数・コンバージョン率が並びます。期間は過去7日間・過去28日間・日・週・月・カスタムから選べ、右上隅の「ダウンロード」ボタンでエクスポートできます。同じヘルプは、分析に表示されるGMVは返品・返金・キャンセルが含まれた数字で、収入とは同じではないとし、お金は「財務」ページで見るよう案内しています。入口別の数字は「セールスソース」タブ、アフィリエイトのGMVは「マーケティングソース」タブか「クリエイター」ページです。

お金の数字は決済レポートで見ます。公式ヘルプでは、この資料は設定した決済期間に基づいて毎日作られ、5つのシートを持つExcelで、「ファイナンス」>「明細」または「支払金」の「Export(エクスポート)」から取り出すと案内されています。

決めること依頼書への書き方(例)
頻度週1回は数字だけ、月1回は振り返りと翌月の打ち手
形式報告書に、画面からダウンロードした元のファイルを添える
売上の数字データ分析の概要のGMVと注文数。期間は月の1日から末日
入口別の数字セールスソース(LIVE・動画・商品カード)と、マーケティングソースのアフィリエイト
お金の数字決済レポートの金額。分析画面のGMVとは分けて書く
作業の記録出した動画、声をかけたクリエイター、変えた設定の一覧
次の打ち手翌週・翌月にやることと、社内に判断を求めること

報告の指定のしかた(公式ヘルプ「データ分析の概要」「決済レポート」の記載をもとにLEAM作成)

見る指標の選び方と週次の表の作り方はKPI設計の記事に、成果報酬の基準をどの数字に置くかは契約で確認することにまとめています。

09依頼書は1枚のひな形に埋め、複数社に同じ物を出して比べる

7項目を1枚にまとめます。冒頭にショップの状態と相談したい範囲を、最後に「各社に答えてほしいこと」を置きます。

欄書く内容記入例(架空)
ショップの状態開設の有無、出品数、売れている入口開設済み。出品20点。注文はまだ月数件
相談したい範囲任せたい作業と、社内に残す作業動画とクリエイター連携を任せたい。商品と発送は社内
① 目的と期限何を・いつまでに・どの数字で主力3商品で、◯月末までに動画経由の注文を毎週出す
② 商品と粗利優先する商品、値引きの下限、1個あたりの残り商品A・B・C。値引きは◯%まで。残りは別紙
③ 予算の上限代行費・広告費・サンプル代・クリエイター報酬を分けて広告費は月◯円まで。サンプルは月◯個まで
④ 担当と決裁者窓口、決裁者、返事の期限窓口は販売部の担当。表現の確認は翌営業日まで
⑤ 権限渡す・相談して決める・渡さない商品編集とクリエイター連絡は渡す。所有者アカウントは渡さない
⑥ 判定の基準判定日、見る数字、分かれ目開始1か月で作業量、2か月で注文と残りを見る
⑦ 報告頻度、形式、画面週1で数字、月1で振り返り。元ファイルを添付
答えてほしいこと各社に同じ形で答えてもらう問い体制、最初の1か月の作業、報告の見本、費用の内訳

依頼書のひな形(LEAM作成。記入例は架空)

この1枚を、相談するすべての会社に同じ内容で出します。説明を変えると、答えの違いが会社の違いか伝え方の違いか区別できなくなるからです。

同じ紙を出すと、答えを同じ行で比べられる依頼書1枚・同じ内容A社B社C社比べる行A社B社C社体制最初の1か月の作業報告の見本費用の内訳前提を変える提案が来たら、その理由も1つの答えとして並べる
図4:答えは会社ごとではなく、欄ごとに横に読む(LEAM作成)

比べるときは、金額より先に「どの欄に、どれだけ具体的に答えているか」を見ます。目的の欄に対して最初の1か月の作業が具体的か、報告の欄に見本が出てくるか。どの欄にも同じ一般論で答える会社との違いは、並べるとすぐ分かります。見積もりの場で確かめる質問は運用代行の費用相場と選び方にあります。

⚠️ 原価や売上を書く前に、秘密保持の取り決めを

数字を書いた版を渡すのは秘密保持の取り決めを交わしてからにし、それまでは数字の欄を「別紙」にした版で相談を始める方法もあります。

10まとめ

運用代行への相談は、相手を選ぶ前に、自社が何を頼むのかを決める作業から始まります。上から順に埋めて、1枚にまとめてください。

1. 目的と期限を1文にする
何を・いつまでに・どの数字で確かめるか。主目的は1つに絞る
2. 商品ごとの残りを渡す
原価・送料・手数料・コミッションを引いた後の残り。計算は社内で済ませる
3. 予算は費目ごとに上限を書く
代行費とは別に、広告費・サンプル代・クリエイター報酬を分ける
4. 担当者と決裁者を分ける
判断の種類ごとに、誰がいつまでに返事をするか
5. 権限の線を引く
作業に要る範囲だけを渡す。所有者アカウントと銀行口座は自社に残す
6. 判定日と分かれ目を置く
続ける・直して続ける・止めるを、見る日と数字で決めておく
7. 報告の画面を指定する
分析画面のGMVと決済レポートの金額を分けて報告してもらう

11よくある質問

TikTok Shopをまだ開設していなくても、運用代行への依頼書は作れますか?
作れます。ショップの状態の欄に「未開設」と書き、出店の準備から相談したいのか、開設後の運用から任せたいのかを書きます。目的・予算・担当者・権限は開設前でも決められます。
TikTok Shop運用代行への依頼書は、どのくらいの分量にまとめればよいですか?
1枚に収まる分量が目安です。7項目を1〜2行ずつ書き、商品ごとの数字のように長くなるものは別紙に分けます。収まらないときは決め切れていない項目が混ざっていることが多いので、その欄は「未定」と書きます。
TikTok Shopの商品の原価を、相談の段階で代行会社に伝えても大丈夫ですか?
原価そのものは必要ありません。依頼書に要るのは、原価・送料・手数料・コミッションを引いた後に1個あたりいくら残るかで、その額か率だけを書けば足ります。数字を書いた版は、秘密保持の取り決めを交わしてから渡してください。
TikTok Shopのセラーセンターのログイン情報を、運用代行会社に共有してよいですか?
所有者アカウントのログイン情報の共有は避けてください。販売者利用規約では、授権した認定ユーザーの範囲を調整・終了できる一方、その違反は販売者の違反とみなされます。公式ヘルプでは、支払い用銀行口座の追加・更新はショップ所有者だけができます。作業に要る範囲だけを渡します。
TikTok Shop運用代行の会社から、依頼書と違う前提の提案が返ってきたらどうしますか?
理由がついていれば、それも1つの答えとして読みます。目的や商品の順番を変える提案は、自社の見落としを示していることがあります。ただし他社は元の前提で答えているので、金額は同じ条件どうしで比べ、前提を変える案は別の行で検討します。
TikTok Shop運用代行の報告で、売上はどの数字を出してもらえばよいですか?
注文の動きはデータ分析の概要のGMVや注文数で、お金の動きは決済レポートで見ます。公式ヘルプでは、分析のGMVは返品・返金・キャンセルが含まれた数字で、収入とは同じではないとされています。2つを分けて報告してもらい、期間も決めておきます。
依頼書の項目が埋まらないところから、ご相談いただけます

LEAMはTikTok Shopの運用支援を行っています。目的・商品・予算・体制を伺い、どこまでを社内に残し、どこからを外に出すかを一緒に整理します。依頼書が途中の状態でもかまいません。

LEAM
株式会社LEAM 編集部

TikTok Shopコンサルティングと、TikTok Shop特化MCN(クリエイター事務所)を運営。市場データを毎営業日自動で蓄積し、商品選定・クリエイター起用・広告運用を一次データに基づいて支援しています。中国・Douyinのライブコマース市場の知見をもとに、日本での立ち上げを逆算して設計します。

12参考にした公式情報

仕様、画面名称、提供機能、規約の内容は更新されることがあります。本記事は2026年10月15日時点で確認できた日本向け公式情報と、当社が作成した依頼書の枠組みを区別して記載しています。本文中で「当社の運用実感」と記した内容は、市場統計ではなく当社の支援案件での実務経験にもとづく見解です。

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